ウーマンラッシュアワーだけじゃない!ガチ発言の芸能人と、お蔵入りになったコントとは?

お笑いコンビのウーマンラッシュアワーが、被災地の問題や、原発問題、基地問題など、芸能人がなかなか触れない話題を見事なネタで披露して話題になっています。
まだ見ていない方はこちら

ちなみに、アメリカでは政治家をネタにしたこんな番組も。
米英が報じたトランプ来日

しかし、今の日本ではまだまだあり得ないようなこんなネタも、実はウーマンラッシュアワーのブレイクをひとつのきっかけに広まっていくかもしれません。(ただし、鍵を握るのは我々視聴者。末尾に詳しく。)

 

そもそもウーマンラッシュアワーの村本大輔さんは、5月12日のフジテレビの番組で実はすでにこのように発言していました。

「政治に対して、芸人が興味がなさすぎる」
http://news.livedoor.com/article/detail/13056625/

 

 

AAAの日高光啓さんは以前にツイッターでこのように言っています。

 

さらに
〈でもそうやって出来上がった日本のエンターテイメントがどんどん嘘や無味無臭になっていくのは面白くないし、第一もう古いとしか思えないから、自分は発言します。「海外のアーティストの様に…!」って訳ではないんだけど、クリエイティブの壁の前に存在する、意識の壁が気になってしまう〉
とつなげました。

石田純一さんは2015年の安保法制への抗議活動に参加し、国会前で抗議スピーチを行っています。

そしてはるな愛さんはこんな姿も見せています。

 

松尾貴史氏は

「確かに、芸能人が思想信条を語るとネットサポーターやネトウヨが大挙して攻撃してきます。でも、芸人も俳優も歌手も、みんな税金を払って生活しているわけです。なぜ政治に対して意思表示してはならないのか。米国では、アーティストやアクターがエージェントを雇うスタイル。みな個人事業主なので自由に発言しています。一方、日本の芸能人は芸能事務所に雇用されているので、事務所に迷惑をかけないように穏便な表現を使う人が多い。社会性を重んじる文化もあり、周りに迷惑をかけたくないという美徳もあります。まあ、僕は行儀が悪いんですよ」
「僕も含めてですが、いつの間にかテレビでは政治や時事問題のパロディーをやらなくなりましたよね。政治はニュースやワイドショーでしか扱わなくなった。ところが、そのワイドショーには、政権を擁護する提灯持ちが解説者と称して出演している。批評性がないくせに評論家のふりをして……って僕は思いますけどね」
http://lite-ra.com/2017/07/post-3320.html

とも。

ちなみに、政治風刺を入れ込んだコントを得意とするコントグループ、ザ・ニュースペーパーのリーダーである渡部又兵衛氏は、17年5月のインタビューでこんな裏事情を暴露していました。

「僕は最近コントで「カゴイケ前理事長」を演じています。そう、森友学園問題の。こんなコントもしました。
アベシンゾウ首相(舞台袖から登場し)「どうも、カゴイケさん。お久しぶりです」
カゴイケ「あ、首相。ごぶさたです。…『お久しぶり』って、やっぱり僕ら、知り合いですよね?」
それから二人は「お互い、奥さんには苦労しますね」と嘆きあうといった内容です。
見たテレビ局の人が「面白い!」といってコントを放送することになりました。収録までしたのに放送当日、「すみません。放送は見送りです」と電話がきました」
http://lite-ra.com/2017/07/post-3320.html

一方、音楽で社会的なメッセージを発信しているミュージシャンはこれまでにもたくさんいました。
たとえば、原発をテーマにした、忌野清志郎さんの「サマータイム・ブルース」。

アーツイ夏がそこまで来てる
みんなが海へくり出していく
人気のない所で泳いだら
原子力発電所が建っていた
さっぱりわかんねえ、何のため?
狭い心のサマータイム・ブルース

 

 

沢田研二さんにも「脱走兵」という作品があります。

大統領閣下 僕は嫌です
戦争するため 生まれたのではありません
勇気を出して あえて言います
僕は決めました 逃げ出すことを

美空ひばりさんも「一本の鉛筆」という作品で、戦争をテーマに歌っています。

ミュージシャンの間で「ライブで必ずイマジンを歌おう!」というキャンペーンも始まっているそうです。


ちなみに、芸能人が政治的なことを話したがらない本当の理由は、SNS等で「炎上」するからという話も。

強く支持する政党がある人が、批判の旗頭になるのだと思いますが、つまり市民自身が、政治的発言をしにくいような風土を作っているのだとも言えます。
だとしたらとても悲しいことですし、それこそ現政権の思うツボ。
「なんでもかんでもdisる」という風潮は、相互監視社会のようにも感じます。
もっとポジティブなフィードバックをしあうような社会に変えていきたいものです。(山野霞)