東京電力に払う600万円の電気代をゼロにする方法:小さな電力会社でも停電しないってホント?

 

世界はもう自然エネルギー:太陽光は原発300基分の設備容量

世界に目を転じると、世界では自然エネルギー100%を目指す動きが活発化し、専門家も驚くスピードで普及が進んでいます。
世界の太陽光発電設備容量は、2016年時点で303ギガワット。そのうち75ギガワットが2016年の増加分でした。風力発電についても487ギガワットと急速に拡大しています。

「ギガワットってどのくらい?」と思った方へ。
「原発一基分の設備容量がほぼ1ギガワット」です。この数字を知ると、自然エネルギーの伸張がよりよくわかると思います。

さらに、この動きの中で重要なのは自然エネルギーによる発電の際の、コストの低下です。例えば太陽光発電のコストは、2010年から年間で73%低下しているそうです。(出典

実は自然エネルギーの専門家も、コストがここまで急速に低下するとは思っていなかったそうです。自然エネルギー100%についても、数年前までは夢物語と思われていましたが、今では現実化しているというのが世界の潮流です。

 

SDGsも見据えて、Google・Apple・スタバなど大手企業が続々と自然エネルギー100%を宣言

今話題のSDGsの中にも、自然エネルギーに関連する項目がいくつか設定されています。

目標7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに(すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する)

目標11:住み続けられるまちづくりを(都市と人間の居住地を包括的、安全、レジリエンとかつ持続可能にする)

目標13:気候変動に具体的な対策を(気候変動とその影響に立ち向かうため緊急対策をとる)

目標17:パートナーシップで目標を達成しよう(持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバルパートナーシップを活性化する)

これらを見ると、原子力発電所を再稼働し、石炭火力にも頼る日本政府の施策がいかに遅れているかということがよくわかりますが、産業界はすでに自然エネルギー100%に向けて大きく舵を取っています。

自然エネルギー100%をめざすグローバル企業のイニシアティブ「RE100」には、現在世界の名だたる企業124社が参加しています。Google、Microsoft、Apple、Facebook、スターバックス、BMW、IKEA、Nike、ゴールドマン・サックス、H&M、P&Gといった名前を見れば、自然エネルギー100%が夢物語でないことがおわかり頂けるでしょう。


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