東京電力に払う600万円の電気代をゼロにする方法:小さな電力会社でも停電しないってホント?

ちなみに、このRE100への日本からの参加は、まだ3社(リコー、積水ハウス、アスクル)。この中で一番高い目標を掲げているのはアスクルで「2030年までに自然エネルギー電力100%をめざす。中間目標として、2025年までに80%をめざす。」としています。(出典

 

小さい電気会社でも停電したりしない

「自然エネルギーがすごいことはわかった。自分もできれば自然エネルギーを使いたい。でも、電力会社の規模が小さいと停電とかするんじゃないの?」

よく聞く疑問です。
でも答えは「停電したりしません!」です。

電気は電線を通ってやってきますが、この送電線はすべての電力会社が共同で使用しています。ですから、特定の電力会社のお客さんだけ停電する、ということはありません。これは資源エネルギー庁自体が「どの小売事業者から電気を買っても、これまでと同じ送配電ネットワークを使って電気は届けられるので、電気の品質や信頼性(停電の可能性など)は変わりません」(出典) と言っていますので、間違いありません(笑)

また、万一、契約した電力会社が倒産したりしても電気は止まりません。また電力会社を乗り換えればいいだけのことなので、消費者にはなんのリスクもないのです。

さらに、切替の手続きも、とても簡単。電気やメーターは大手電力会社が管理しているため、電線の交換などの電気工事は必要ありません。使う側は、エコな電力会社のサイトから申し込みをするだけで切替が完了します。まさに5分。

 

気になるお値段は?

そして気になるお値段です。
各社に色々なプランがあるので一概には言えませんが、ほとんどの場合、大手電力会社と同じが、少し安いぐらいです。回りでエコ電力に変えた人に聞いても「同じか少し下がった」という人が多いです。私は集合住宅に住んでいて、東京電力からグリーンピープルズパワーに変更しましたが、電気料金が上がったという感じは全くありません。

こちらのエネチェンジのサイトでは色々なシミレーションもできるようなので参考にしてみてください。
ただし、大手電力の情報も混じっているので、エコ電力を選ぶのをお忘れなく!エコ電力の一覧はこちらのパワーシフトキャンペーンのサイトにあります。


しかし、エコな電気会社に切り替えることで一番大切なことは、実は価格ではありません。

毎月電気料金を払うのが嫌じゃない!!

これに尽きます。
自分が電気料金を支払うことで、自然エネルギーの生産者を支援することができ、自然エネルギーを広める一助となり、社会をよりよい方向にする動きに参加できるのです。
ユニセフとかUNHCRとかに募金するのと似た感覚です。
どうせ払うお金なら「良いこと」に使えたら一石二鳥ですよね!

生産者から直接電気が買える「おだやかな革命」

電気がどうやって作られているのか?
原発事故が起きるまでは私もそんなことは考えたことがありませんでした。
でも野菜やお米は「生産者の方から直接買おう」と言った人は少なくなかったと思います。

今はスーパーでも「田中さんのほうれん草」「佐藤さんちのおばあちゃんの作ったトマト」のように、生産者の顔の見える野菜や商品を見かけることが増えました。これと同じように、自然エネルギーによる電気を供給してくれるエコな電力会社の登場は、「電気を生産者から直接買う」ことを可能にしてくれました。さらに「電気の生産方法」も明示されている電気会社が多く、野菜で言えば「農薬の使用量が明示されている」、肉で言えば「飼育方法が公開されている」といった安心感があります。

「生産者の顔の見える食べ物」「安心な食べ物」と同じように、「生産者の顔の見える電気」「(原発や石炭火力を使っていない)安心な電気」が選べる時代がきているのです。


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