「自民党はよく恥ずかしくないなと思う」小泉元首相が痛烈に批判


 

小泉元首相が、原発ゼロを明確に打ち出し、2017年4月に発足した「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」の顧問も務めながら、様々な場所で発言しています。
今回は、その発言のポイントをまとめてみました。

 

「近い将来、原発ゼロは必ず実現する

「数年後に新首相が原発ゼロを進めると打ち出せば、自然エネルギーによって経済発展ができる体制をつくれる。今の安倍政権は無理だが、近い将来、原発ゼロは必ず実現する」


小泉元首相は、これに近い発言を色々なところでしていますが、上記は2018/3/7の日本外国特派員協会でのもの。

 

「原発なしでも電気は足りている」

小泉元首相は「原発なしでも電気は足りている」ことも、様々な場所で語っています。

 

「2013年9月から15年8月まで約2年間、原発は全て運転を停止していた。それでも、電力不足で停電になった地域はひとつもない。この事実が『原発ゼロ』を実現できることを証明しているのに、なぜ経産省や資源エネルギー庁などは直視しないのか。理解に苦しみます」
2018/3/7、日本外国特派員協会にて

 

ところが、5年以上経ってたった2基しか動いてないにもかかわらず、暑い夏も寒い冬も、東京も大阪も、全国1つも停電が起きていない。
日本はゼロでやっていけるんですよ。ゼロ宣言してないけども。原発ゼロで5年以上、なんの停電も起きない。電気余ってるの。足りないどころじゃない。余っちゃってるの。自然エネルギーがどんどん増えてる。原発を進めようと思ったら、安全対策でどんどん金がかかる。
2016/9/7 http://logmi.jp/159726

 

原発は「安全第一」ではなく「収益第一」

このような鋭い発言も。

 

最近わかったのは、「安全第一」と言いながら、「収益第一」なんですよ。東電も原発会社も。安全第一じゃない。安全第一じゃなくて利益第一。経営第一。利益第一。安全二の次! 社長も安全よりも原発会社の経営が第一なんですよ。それがわかったんです。
2016/9/7 http://logmi.jp/159726

 

自民党を痛烈に批判

小泉元首相はまた、原発政策を進める自民党を痛烈に批判しています。

 

自民党は本来、さまざまな意見の集合体で、多数の国民の意見を尊重する政党。だから、支持を得てきた。しかし、原発問題では国民の意見を尊重していない。このまま原発政策を進めていったら、自民党は将来、過半数を取れなくなるだろう。核廃棄物の処分場さえないのに、なぜ政府は原発を認めるのか。今の経団連トップや電力会社は、収益・経営第一といった体質を反省してもらいたい
2018/3/7 日本外国特派員協会にて

 

「いままでの言動をみていると(原発ゼロを)進めるのは難しい。自民党公約で『原発依存度低減』と言いながら、これからも基幹電源にすると。よく恥ずかしくないな、と思う」と痛烈に批判した。
2018/1/10 https://mainichi.jp/articles/20180205/org/00m/010/021000c

 

そして、経産省や資源エネルギー庁に対しても下記のように批判。

 

「2013年9月から15年8月まで約2年間、原発は全て運転を停止していた。それでも、電力不足で停電になった地域はひとつもない。この事実が『原発ゼロ』を実現できることを証明しているのに、なぜ経産省や資源エネルギー庁などは直視しないのか。理解に苦しみます」
2018/3/7 日本外国特派員協会にて

 

ちなみに、これは別のところで聞いた話ですが、最近では外務省や環境省も原発推進に反対の方向で、推進派の経産省に対して働きかけを行っているそうです。

 

「どの政党であれ協力したい」

また、立憲民主党や他の政党との協力についても小泉元首相からは積極的な発言が。

 

「仮に立憲民主党が政府をただしたら、自民党もうかうかしていられない。我々の活動は国造りに大きな影響を与える」と、国会での法案審議が原発ゼロへの気運の高めるとの見方を示した。
2018/1/10  https://mainichi.jp/articles/20180205/org/00m/010/021000c

 

「どの政党であれ、原発ゼロ、自然エネルギー推進に全力で取り組むのであれば、われわれは協力していきたい。国会で議論が始まれば国民は目覚める。粘り強く諦めずに運動を展開していきたい」
2018/1/10 https://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20180110/1615_zero.html

 

なぜ原発ゼロと言い出したのか?

なぜ総理のときに原発を推進しながら、今になって原発ゼロを言い出したのでしょうか?これは気になるところですが、小泉元首相は下記のように話しています。

 

それはね、専門家の意見を信じてたんですね。まず「原発は安全」「コストは他の電源に比べて一番安い」「CO2を出さない、永遠のクリーンエネルギー」。専門家が言うのは、この3つですよね。
確かに日本は資源をほとんど外国から輸入している。文明生活を送るためには、これからも原発が必要だという意見を信じてたんです。
しかし、5年前の3月11日の東北大震災。地震、津波、そして福島原発のメルトダウン。これを見て、私は自分で勉強し直しましたよ。
これを調べていくうちに、この3つの推進論者・必要論者が言ったのは全部ウソだとわかったんです。原発の導入の経緯、実情、歴史、それを調べてみて、よくもこんなウソを信じていたと自分を恥じました。
2016/9/7 http://logmi.jp/159726

 

今、50年間にこれだけ大きな事故が起きてるんですけれども、それ以外に人為的なミス、機械の故障、これを数え上げればもうきりがないほど、原発というのは事故なり故障なり、ミスを起こしてるんですよ。
推進論者は「小泉さん、機械に、産業に絶対に安全なものはない」と言ってる。「飛行機にしても自動車にしても、みんな絶対安全でやってるんだけれども、事故は起こるんだ」と。そう言ってますよ。そのリスクと恩恵、それを勘案しながらさまざまな技術が発展してきたんだと。
しかし考えてみれば、原発というのは、ひとたび事故が起これば、飛行機とか自動車の事故とは桁外れに違う大きな被害を現す。
2016/9/7 http://logmi.jp/159726

 

小泉元総理のその他の発言は「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」のサイトでも見ることができます。
小泉元総理の発言や行動、これからも目が離せませんね!(森野あかり)